映画【ヒート】感想 アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ 2大スターの共演 映画史に残る銃撃戦は圧巻
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)
本日は1995年に行われた、『第一回男の中の男決定戦 アル・パチーノvsロバート・デ・ニーロ』のレビューを書きます。
簡単に言えば映画【ヒート】のレビューです。(紛らわしいから最初からそう言えよ!というツッコミが……。)
【ヒート】
1995年 日本公開 96年5月
男気度 100
アル・パチー度 99
ロバート・デ・ニー度 99
オススメ度 90
総合 84点
犯罪のプロフェッショナル、ニール(ロバート・デ・ニーロ)は、仲間と共に現金輸送車を襲い有価証券を奪う。捜査にあたるロス市警のヴィンセント(アル・パチーノ)は、少ない手掛かりから次第にニール達に近づいていく。ニールは次の銀行強盗を最後に、堅気の暮らしに入ろうと決意していた。
やがて決行の時、タレコミを受け現場に駆けつけたヴィンセント達と、ニール一味は壮絶な銃撃戦を繰り広げるのだった。
最初にこの映画のマイナス点から言います。
上映時間が長い事。
171分あります。ちょっと長いですね。
以上です。あとは良いことしか言いません。
まず何より、アル・パチーノとロバート・デ・ニーロという二大スターの共演。
これが素晴らしい。
映画の中で敵として戦っていますが、俳優としてもどっちが上か、演技でも戦っていると勝手に思いながら見てました。
だってキャッチフレーズが
叫ぶか、黙るか。二人は出会った。
ですよ。なんかよくわからない言葉だけど、それでもなんとなくかっこいい。説明できないけど、ただなんとなくかっこいいんですよね。
好きなシーンについていくつか。
現金輸送車を襲った時に、新しく仲間に加わった新入りが、些細な事で警備員を射殺した為、レストランでしめて顔を机に叩きつけます。
すると、近くの客がこっちを見てきますが、それをマイケル(トム・サイズモア)がジロッと睨みつけ
『騒ぐんじゃねーぞ』
と、無言の圧力をかけます。必殺 チラ見炸裂です。無駄に声で威嚇したりはしません。チラ見で十分。かっこいいなと思い、なんてことないシーンですがよく覚えています。
デニーロの右腕 クリス(ヴァル・キルマー)の妻シャリーン(アシュレイ・ジャッド)。
警察に見張られている自宅にクリスが帰ってきた時に、何気ない小さなしぐさで彼に危険を知らせ、うまく逃します。
この映画、女性もかっこいいんです!
彼女はこの【ヒート】をきっかけにブレイクしました。
中盤、貴金属貯蔵倉庫を襲う時、ちょっとした物音で危険を察知し、何も取らずに引き上げるデニーロ達。
今捕まえても、不法侵入にしかならないから、あえて泳がせるアルパチーノ。
こういった静かな駆け引きが実は見所だったりします。
デニーロの良かった所もいっぱいあって、何を書こうか悩むんですけど、強いて挙げれば彼が終盤で見せる男気です。
裏切り者のウェイングローの事なんてほっとけばいいのに、けじめをつける為に奴が潜んでいる空港に行ってしまうんです。
まぁ、だからこそラストの直接対決があるわけですが……。
二大スターの戦い。
映画としての結末はひとつですが、男気対決でどちらが勝ったのか。
これは、観た人それぞれに判断して欲しいと思います。