映画【ダンケルク】感想 MX4D 106分間 あなたは戦場に放り込まれる
こんにちは😃ごんピクシーです^_^
クリストファー・ノーラン最新作【ダンケルク】をMX4Dで観てきました。
【ダンケルク】
戦場体感度 100
オススメ度 85
総合 78点
第二次世界大戦中の1940年、フランス・ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍の兵士40万人。全滅寸前の彼らを救うため、軍艦や民間船を動員した前代未聞の救出作戦を、陸海空の3視点からリアルに映し出す。
最初に言うと、ちょっと観る前に期待値を上げ過ぎたかも知れません。
だいたい2カ月くらい前から、映画館で予告編を観ていて、
絶体絶命の地“ダンケルク”に追い詰められた若者たち。
残り時間、わずか。
このフレーズと圧倒的映像でかなりテンションが上がっていました。
待たずに観られるタイミングがこれしかなかったと、より迫力を味わえると思ってMX4Dにしましたが、始まってすぐに失敗したと思いました。
映像に合わせて、椅子がひっきりなしに動くので
物語に入り込めない。
まるで遊園地のアトラクションになってしまっています。
もちろん、映画館でアトラクション気分が味わえる!というのが4Dの魅力なんでしょうけど、戦争映画との相性を考えるべきでした。
水に落ちるシーンなどで実際に顔に水が噴射されるんですが、その度に「自分は映画館にいるんだ」と現実に引き戻されてしまいます。
この映画の魅力は、徹底的に計算された演出と映像と音で、まるで自分がそこにいる様な感覚を味わえることです。
それが4Dのアトラクション性によって損なわれていると感じました。
よって、普通の映画館で観ても十分に堪能できるのでそちらをオススメします。(IMAXが1番だとは思いますが。)
私が一番気に入ったのは、陸の一週間、海の一日、空の一時間を、たいした説明もなく、一見同じ時間軸の様に描いているところです。
こんなことする監督いましたか?(褒めてます。)
これ多分、わからないまま観終わった人もいますよね。
で、後でパンフ見て「あー、そうだったのか。」ってなりますね。
斬新!
こんな斬新な人 他にはビンセント・ギャロしか思いつきません。(バッファロー66の演出は誰も思いつかないし、思いついてもやろうとしない。)
おかげであれほどの熱量を106分にまとめられたんだと思います。
あともう、
とにかく音楽がすごかった。
ずっと責め立てられる様な、低く強い音楽が常に流れてて、緊迫感をこれでもかと煽ってきます。
観終わった後、疲れたと言ってる人がたくさんいましたが、おそらくこの音楽が原因なのではないでしょうか。
もちろん、プラスの効果として働いていましたが、欲を言えば抑揚が欲しかった。
例えばサスペンス物で、追っ手に追われて逃げ切ったとホッとした瞬間!バッと追っ手が現れてびっくりしたりしますよね。
そんな感じで、音楽が一瞬消えて、しーんとしてからどっとくるみたいな感じがもっと欲しかったですね。
常に一定にずっと苦しい。頼む〜 息継ぎさせてくれ〜〜ってなって結果
疲れたーー❗️
となります。いい疲れですけどね。
このいい疲れを映画館で堪能してもらいたいです^_^
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