映画【ゲティ家の身代金】感想 母親が戦うのは誘拐犯と世界一の大富豪
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、1973年にローマで発生した世界一有名な誘拐事件を映画化した作品【ゲティ家の身代金】です。
【ゲティ家の身代金】
2018年5月25日公開
ドケチ度 100
オススメ度 80
総合 72点
総資産1.4兆円の世界一の大富豪ジャン・ポール・ゲティ(クリストファー・プラマー)。その孫のポール(チャーリー・プラマー)が誘拐され1700万ドルの身代金が要求される。しかし、ゲティは支払いを拒否。息子を助けたい母ゲイル(ミシェル・ウィリアムズ)は、誘拐犯だけでなく、世界一の大富豪であり守銭奴なゲティとも戦わなければならなかった。
とにかくクリストファー・プラマーの演技が素晴らしかった。
まずはその一言に尽きると思います。
スキャンダルで降板したケビン・スパイシーの代役として、撮影期間わずか9日で仕上げたらしいですよ。
まるで1年位かけてジャン・ポール・ゲティについて調べあげ、完璧な役作りをしていたかの様でした。
完璧なまでの憎たらしさ❗
なんなら誘拐犯より憎く感じました。
この守銭奴と戦わなければならない母ゲイルを演じたミシェル・ウィリアムズ。
最近では【マンチェスター・バイ・ザ・シー】や【グレイテスト・ショーマン】などの活躍が新しいですね。
【グレイテスト・ショーマン】レビュー参照
彼女の演技が素晴らしかったのは言うまでもありません。
夫と離婚する時、子供の親権を守るために、慰謝料含め親権以外の全てを放棄した交渉術は見事でした。
その彼女とジャン・ポール・ゲティの身代金をめぐる攻防が見どころの一つです。
これに、交渉人のチェイス(マーク・ウォールバーグ)がいい感じに絡んできて見応えがあります。
全体としてストーリー良し❗
演出良し❗
キャスト良し❗
緊張感あり❗
じゃあ、今年ベスト級に良かったか❓と言われたらそこまでではないんですよね。
面白かったんだけど、何かが足りなかったのか?自分でもわかりません。
不思議です。
うまくまとまり過ぎていたのでしょうか?
ラストとかもう一捻りあればよかったけど、実話ベースなのでできなかったのかなぁ なんて思ったりもしています。
アメリカでは、同じくジャン・ポール・ゲティ3世誘拐事件を描いたTVシリーズ『トラスト』が放送されるそうです。
小説では、映画の中で描ききれなかった事が細かく書かれているので、事件に興味を持った方は読んでみてください。