映画【A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー】感想 記憶の旅の物語
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、突然の事故で死んでしまった男が、残された妻を幽霊となって見守る姿を描いたファンタジードラマ【A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー】です。
【A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー】
2018年11月17日公開
新しい試み度 80
余韻 85
オススメ度 50
総合 55点
田舎町の一軒家で幸せに暮らしていた若い夫婦のC(ケイシー・アフレック)とM(ルーニー・マーラ)。突然の事故で命を落としたCはその後シーツを被った幽霊となり、愛する妻の待つ自宅へと戻りそっと見守り続ける様になる。
Mは悲しみに明け暮れるが、やがて前に進む決断をし、今の想いを綴ったメモを家の扉の隙間に隠して去っていく。
果たして、メモに残された妻の想いとは……。
○記憶の旅の物語
映画を観終わった後の感想の一言目で、何度か使ったことのある言葉を使いたいと思います。
斬新❗️
これはもちろん良い意味でなんですけど、同時に難しいとも思いました。
良かったのか、悪かったのか、ブログを書く以上はっきりさせるべきですよね。
観終わった直後の感想は、
「えっ!これで終わり⁉️」
でした。
だから点数も55点とかなり低めになりました。
はっきり言っちゃうと
つまんなかったんです❗️
何にも起きない場面が長々と続くスローテンポな話運びに、眠気との戦いがしばらく続きました。(( _ _ ))..zzzZZ
ただ、私の周りではこの映画を絶賛してる人がたくさんいたのです。
かなり賛否が分かれる作風だとは思うんですけど、その分かれ目はルーニー・マーラがパイを食べるシーンではないでしょうか。
固定されたアングルから、ただずっとひたすらにパイを食べるシーンが続きます。
恋人の死を悲しんでのやけ食い。その気持ちが痛いほど伝わってきます。
……
……
……
いやいや、いつまで食ってんだよ!
体感で5分(実際には2、3分かな)は食べてるシーンが続くので、気持ちはわかるけどいくらなんでも長すぎるよ!って思ってしまいました。
ここでただひたすらに食べ続ける彼女の気持ちが“わかる〜”ってなった人は、この後も楽しめると思います。
私は、わかる〜と思いながらも同時に長いよ〜ともなりました笑。
この後もしばらく台詞の少ないスローテンポで話しが続きますが、進み方のルールの様なものがあり、それがなんとなくわかってくると少し楽しめるようになりました。
絶賛派の多くの方が言うように、光の使い方が絶妙でまさにゴーストの世界観をうまく表しているのではないでしょうか。
そう、この映画は文字通りのゴーストのストーリーだったのです。
しかし、なんと言っても1番の見どころはあれでしょう。
果たして彼女はメモ書きになんてメッセージを残したか❓
観てる間、ずっとこれが気になっていました。
必死になって取ろうとするゴースト。
「何しとんねん❗️早く取り出さんかい❗️」
そしてやっと手にするメモ書き。
なーるほど〜 (ザ・ワールド)
そうきたかぁ〜。
ラストについては、観終わった直後は冒頭で言ったように、「えっ、終わり❓」と思ったけど、時間が経ってみると
「いい終わり方だったかも。」
「いや、むしろ好きかも。」
となっていました。
非常に強く余韻を残す作品です。映画は娯楽だと思ってる人にはオススメはしませんが、芸術作品をみるつもりでご覧になってみたらいかがでしょうか。