映画【人生はシネマティック】感想 みんなで作る最高の結末
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、ダンケルクの救出作戦において、勇敢にも多くの兵士を救い出した双子の姉妹の話を、映画にしようとする人々を描いた作品【人生はシネマティック】です。
【人生はシネマティック】
2017年11月11日公開
笑える度 70
泣ける度 75
オススメ度 80
総合 84点
ダンケルクでドイツ軍の包囲から兵士を救い出した双子の姉妹がいる。
戦争で疲弊した国民を勇気づけるため、この感動秘話を映画に。
執筆経験ゼロの女性脚本家が、魅力的な仲間と共に最高の1本を完成させる。
最近、クリストファー・ノーランの映画【ダンケルク】を観たばかりですが、同じ戦争を舞台にしてこんなに違う作風になるのだなと感心しました。
【ダンケルク】レビュー参照
かなり良かった❗
自分は【ダンケルク】より断然こっちの方が面白かったです。
しかし❗
正直いうと、前半はあまり物語に入り込めませんでした。
予告編を観て、もっとみんな好き勝手な事を言いまくって、振り回されてドタバタするコメディータッチの映画だと思ってました。
1番の勘違いは、主人公のカトリン(ジェマ・アータートン)が1人で脚本を書く話しだと思ってた事です。
でも実際は、バックリー(サム・クラフリン)らとチームを組んで仕上げていきます。
この辺りの人物関係を把握するまでは、特におもしろいと思う事なく進んだのでした。
それが、軍部からの横やりで、無理矢理アメリカ人がキャスティングされたあたりから徐々に面白くなってきます。
前半のなんでもない会話が、後半にいい使われ方をしてて思わず
うまい❗
と叫びたくなりました。
そして、うまい使われ方の返しに、さらにうまいセリフをかぶせてくるから、もう唸るしかありません。
すると、そんなセリフのやりとりをする登場人物たちを愛おしく感じてきて、最初嫌な奴だと思ってた人もみんな大好きになっていきます。
これはおそらく私だけではなくて、他の観客たちも8割くらいの人はそんな感じになってたのではないでしょうか。
特に、落ち目の中年俳優ヒリアード(ビル・ナイ)とのやりとりで、アメリカ人のド素人俳優の指導役をお願いするシーンはちょっと泣けました。
さらにこの後、ヒリアードは演技以外でもカトリンを助けたり大活躍します。
この時のセリフも良くてウルっとしました。
あと、情報局のスパイ的役割で常にそばにいて監視していたフィル・ムーア(レイチェル・スターリング)。
彼女なんか最初すごい怖い顔してたのに、だんだん優しくなって、カトリンを支え、最高の助言をしてくれます。
凄く好きな展開です。
詳しくは書きませんが、ラスト近くでとても素晴らしい映像が使われています。
それを見てカトリンは
まさか❗
という表情をします。
ここ号泣です。
戦争で疲弊した人々を映画で元気にしよう
という命題の下、トラブルを乗り越えていく姿に感動できる良作です。