映画【ベイビー・ドライバー】感想 新感覚カー・アクション映画の誕生
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)
ミュージックとカーアクションを見事に融合した新感覚映画【ベイビー・ドライバー】
ネタバレなしの感想です。
【ベイビー・ドライバー】
カー・アクション度 90
オススメ度 98
総合 89点
天才的なドライビングセンスを買われ、組織の逃がし屋を務める青年”ベイビー”(アンセル・エルゴート)。幼い頃に事故で両親を亡くし、自身もその後遺症により耳鳴りに悩まされているが、音楽を聴くことで集中力が研ぎ澄まされ、イカれたドライバーへと覚醒する。
ある日、ウェイトレスのデボラ(リリー・ジェームズ)と出会い、恋に落ちる。そして彼女のために、この世界から足を洗おうと決意するが……。
『やばかった。』
『やばいね。』
『やべー。』
映画を観終わって、出るときに聞こえてきた声です。
ちなみに私はこう思いました。
『マジでやべー。』
(一緒じゃん笑)
ようするに、それ以外の感情がすぐに思いつかない位、単純にのめり込んでしまっていたんでしょうね。
ほとんど全員が、直後はカーアクションズハイの状態になっていたと思います。
まず、冒頭で主人公が車で待機してるとき、音楽と共に唄い出すシーンですでに1つ目のやばいが。
『あーやばい。この映画好きかも。』
となって、続いて最初のカーアクションを見て
『すいませんーー。やばいを替玉 バリかたで。』
と、まるでとんこつラーメンの替玉をたのむほどの気楽さで、2回目のやばいが出ちゃいました。
こうなるともう、恋しちゃってる人の心理と同じです。
この後、例えば設定がおかしかったり、ちょっとくらいのツッコミ所があったとしても気になりません。
だって恋しちゃってる状態ですから。
好きな人(映画)の悪い所は目に入りません。
それにしても、主人公のベイビーを演じるアンセル・エルゴートがめっちゃハマってて最高でした。
気が弱そうで繊細でベイビーフェイス。
なのに、走り出すと凶悪犯がみな、彼の運転に身を任せるだけで何も言えなくなる感じがスカッとします。
しかも、最初に使われてる車は日本車のスバルWRX。
元々は四輪駆動ですが、撮影用に後輪駆動に改造して、よりドリフトに迫力をもたせたりしたらしいです。
ちなみに、スタントマンは車の屋根の上で運転してたそうです。
マイナス点を挙げるなら、デボラがいる店にバッツ(ジェイミー・フォックス)らと寄るシーンはちょっと強引だったかな。
あそこでメンバーがデボラに会っておかないと、ストーリー上、都合が悪いからなんでしょうが、どんだけ狭いエリアで動いてんだよと思いました。
と言いつつも、デボラ役のリリー・ジェームズがすごくかわいいから、すでにファンになっちゃっててプラマイゼロです^_^
物語上、おそらく最後の仕事になるであろう郵便局の襲撃から、どんな風に話しが進んで行くのか?
そこが一番気になる所だけど、全く読めない展開が続いて、結果として襲撃開始からラストまで、ずっと息つく間もないスリリングさで、興奮して体に力が入りっぱなしでした。
多分、観客みんなそんな感じだったのではないでしょうか。
エンドクレジット中に立ち上がる人が1人もいませんでしたから。
観終わって
『とりあえず、今年No. 1だな』
と思ったし、今年初の90点代かなと考えたけど、89点としました。
使われてる音楽に、もう少し日本人に馴染みのあるものが多く使われてたらなぁ、という贅沢な要求をしつつレビューを終わります。