映画【白鯨との闘い】感想 レビュー 復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)
今日紹介する映画は【白鯨との闘い】です。【スパイダーマン ホームカミング】のトム・ホランドもキャビンボーイとして出演していました。
【白鯨との闘い】
2015年 日本公開16年1月
極限度 99
オススメ度 60
総合 76点
白鯨との死闘の末に、小さなボートで大海原を漂流するはめになった捕鯨船乗務員たちが辿る壮絶なサバイバルの行方を描く。
生き延びるために、男たちが下した究極の決断とは……。
物語の軸に、主人公の一等航海士オーウェン・チェイス(クリス・ヘムズワース)と、船長のジョージ・ポラード(ベンジャミン・ウォーカー)との確執があります。
次の航海で船長になるはずだったチェイスは、家柄だけで未経験者のポラードが船長になったことに憤りを感じていて、事あるごとに衝突します。
それなのに、
白鯨がいる地域を目指す時だけ意見が一致してしまった。
この判断が後の悲劇に繋がるという、なんとも皮肉な結果になってしまいます。
この後、未知の海域でマッコウクジラの大群を見つけ喜ぶ乗組員たちでしたが、群れを率いる巨大で凶暴な白鯨に沈没させられてしまいます。
この時私が思ったのは、主人公チェイスの無謀さです。
あまりのデカさにみんなビビって
『これ一旦冷静になりましょうか。』
『よっーしゃ!みんな一旦落ち着いてー。』
という空気を読めない馬鹿主人公が、勝手にでかい杭を打ち込んでしまった為に、船は沈む事になります。
完全にチェイスの判断ミスです。
だからその後の漂流してる時も、
『こいつ、いつみんなに謝るのかなぁ。』
って、それが気になって仕方ありませんでした。
しかも、クリス・ヘムズワースは漁師としてはちょっとイケメン過ぎるし、筋肉があり過ぎて、漂流中に仲間が衰弱していく中で一人だけピンピンしてる様に見えてしまったので、ミスキャストかなと思いました。
しつこく追ってくる白鯨を仕留めようと立ち上がるチェイス。
鯨と目が合い、何かを感じて攻撃をやめます。
このシーンが意味するところは、観客にそれぞれ委ねられてるなと感じました。
目が合う事で何かを感じたのは、白鯨も同じだったかも知れません。
あそこで攻撃しても、おそらく仕留められなかったでしょう。
攻撃しなかった事で、結果鯨は去っていきます。
この流れを反捕鯨に結びつけてる人もいたけど、私はもっと単純に
何かを感じたから
という曖昧な解釈のままでいいのではないか思います。
白鯨との闘いというタイトルについて言っておきたいです。
なぜ、このタイトルにしたのか?
ぶっちゃけ、白鯨と闘ってる時間って5分から10分位なんですよね。
物語のメインじゃない。
もちろん、その闘いによって漂流するはめになるので間違いではないけど、メインは
漂流してからどうやって生き延びたか?
です。
だから『復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇』とした方が良かった気がします。
じゃないと、タイトルから白鯨と何度も闘い、最後倒して終わる物語かと思っちゃうからです。
飛行機の墜落事故により、雪山で生きる為に究極の選択をした映画【生きてこそ】
白鯨との闘いはまさに海版生きてこそでした。
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