映画【スイス・アーミー・マン】感想 ハリーポッターのダニエル・ラドクリフが死体を演じる
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、ハリーポッターのダニエル・ラドクリフが死体役を演じた話題作【スイス・アーミー・マン】です。
【スイス・アーミー・マン】
2017年9月22日公開
不思議度 90
下品度 80
オススメ度 50
総合 55点
無人島で助けを求める孤独な青年ハンク(ポール・ダノ)。絶望して自ら命を絶とうとしたまさにその時、波打ち際に男の死体(ダニエル・ラドクリフ)が流れ着く。ハンクはその死体からガスが出ており、浮力を持っていることに気づく。その力で沖へ動き出した死体にまたがり、ジェットスキーのように発進!死体の名はメニー。
死んだような人生を送ってきたハンクと、死んでいるメニー。果たして二人は無事に大切な人がいる故郷に帰ることができるのか!?〈公式サイトより〉
ハリーポッターシリーズのダニエル・ラドクリフ君が死体の役をやるってだけで、絶対観たいと思っていました。
死体ですよ 死体。
大ヒットシリーズでイメージがついちゃった人は後に苦労するんじゃないかと、勝手に心配していたので、死体役のチョイスはナイスだったと思います。
冒頭のおならのシーンからのジェットスキーへの展開で、つかみはオッケー👌
この感じだと、これからさらに見たことない様なおもしろい世界を見せてくれると期待していたのですが……。
うーん🧐
なんていうか〜。
まぁ、はっきり言えばダメでした。
何がダメだったのか?
話のほとんどは、青年ハンクと死体のメニーの会話なんですけど、ここがあまり入り込めなかったです。
下品なのは別に問題なくて、むしろ楽しかったけど、知的な会話のやり取りがちょっとだるく感じてしまいました。
「結局何が言いたいんだよ!」
そう思ってしまったので、その後の会話は結構苦痛でした。
ただ、タイトルのスイスアーミーマンの意味が、スイスアーミーナイフからきてると分かってからの展開はすごく良かったです。
おならのガスを利用して火をつけたり、口から吐き出す力を利用して谷から脱出したり、マシンガンの様に魚を攻撃したりして、その度に死体の新しい使い方をマスターしていくくだりは最高でした。
終盤、新たな局面を迎えてからまた難しくなった様です。
ハンクがメニーでメニーがハンク❓
えっ なになに もしかして❓
全部〇〇の〇〇だったってこと❓
と、思わせておいてからのラストシーン。
えっ どういう事❓
と思ってるとエンドロールが流れました。
なるほど、めちゃくちゃ難題を出してきましたね。これをゆっくりと咀嚼して読み解けとおっしゃるんですね。
この映画の評価は、最後に出された難題をその人なりに解釈ができたのか、できなかったのかによって変わってくると思います。
観終わった直後は、正直私にはわかりませんでした。
でも、時間をおいてゆっくり考えてみるともしかしたらこういう事かな?となる部分もあり、そうなると途中のだるかった会話も違った味わいがあるのかな とか思ったりしています。
レンタルになったらもう一度観てみようと思います。