映画【ユリゴコロ】感想 吉高由里子が魅せる異色のラブストーリー
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、吉高由里子主演、松坂桃李、松山ケンイチ共演のラブサスペンス【ユリゴコロ】です。
【ユリゴコロ】
2017年9月23日公開
見てて痛い度 90
オススメ度 70
総合 72点
『人間の死』を心の拠り所にして生きる悲しき殺人者の宿命と葛藤を、過去と現在を交錯させながら描く。
「吉高由里子綺麗だなぁ」
と思いながら観てました。
単に顔が綺麗なのではなく、肌が綺麗だと。
そしてその肌の綺麗さが、心のない殺人鬼を表している様で素晴らしいなと感じました。
原作小説があるようですが未読だし、なんなら映画のストーリーもあまり知らない状態での鑑賞でした。
物語は、松坂桃李演じる亮介が、末期ガンの父の部屋で見つけた『ユリゴコロ』と書かれた、日記とも小説ともとれるノートを見つけ、そのノートの内容に、知らず知らずの内にのめり込んでいく展開となります。
現在のパートと、「ユリゴコロ」のノートの内容を追ったパートを交互に映していくが、はっきり言って現在のパートはどうでもよくて、
「早くユリゴコロの続きをやってくれ」
と思いながら観てました。
亮介もユリゴコロに取り憑かれた様に続きが気になって、早く先を知りたいと思う様になります。
ここが1つのうまい演出で、先が気になるところで親父が帰ってきたりして、ノートをしまわなきゃならず勿体つけられます。
亮介も観客も。
うまいですね〜。
観客を亮介と同じ気持ちにさせて物語に深く入り込ませてます。
前半から中盤にかけて美紗子(吉高由里子)の拠り所(ユリゴコロ)は友人のみつ子(左津川愛美)になります。
ここでリストカットのシーンが多々ありますが、リアルでとても痛そうです。
まぁ、ここで中途半端な表現だと映画の重みが無くなる気がするけど、それにしてもエグかった!
あんなに力入れて切ったらそれはもうリストカットじゃなく自殺だよ!
と、一言だけは言わせていただきます。
その後美紗子は、洋介(松山ケンイチ)と出会い、美紗子の中で大きな変化があり、それと共に物語も大きくラブストーリーへと舵を切ります。
個人的には、ここからの展開が非常に好きで、終盤のダムの上での2人のやり取りは涙なしでは観られないものでした。
そしてようやく終盤で『ノートの世界』と『現在』が結びつき核心へと進んでいきます。
果たして、悲しき殺人者美紗子とは❓
洋介とのその後は❓
亮介との関係は❓
全てスッキリ答えを出してくれる映画なので、是非ご覧になってみてください。