映画【ユダヤ人を救った動物園〜アントニーナが愛した命〜】感想
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、第2次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、動物園の園長夫婦がナチスに追われていたユダヤ人を動物用の檻にかくまい、300人もの命を救った実話を元にした【ユダヤ人を救った動物園〜アントニーナが愛した命〜】です。
【ユダヤ人を救った動物園〜アントニーナが愛した命〜】
2017年12月15日公開
ハラハラ度 80
オススメ度 80
総合 82点
この映画は、予告編の時から気になってて楽しみにしていた作品です。
一言で言えば、
思った通りいい作品だった
となり、違う言い方をすれば、
予告編で感じた以上の感動はなかった
となります。
簡単に言うと、
凄く良かったけどもっと期待しちゃった
って感じです。
まず言いたい事は
タイトルがダサい!
ユダヤ人を救った動物園。
まぁそうなんですけど、もっと何かなかったですかね。
ついでに言うと、サブタイトルもちょっと違う気がします。
アントニーナが愛した命。
はて?なんのことでしょうか❓
ここは思い切って、
『ワルシャワ動物園〜ヤンとアントニーナの物語』
でどうですか?
と言うのも、最初はアントニーナ(ジェシカ・チャステイン)が友達のユダヤ人の奥さんをかくまおうって言い出したけど、その後本格的にユダヤ人を救い出したのは夫のヤン(ヨハン・ヘルデンベルグ)なんです。
どちらかといえば活躍したのはヤンなんですよ。
それなのに、予告編だとまるでアントニーナが1人で頑張った様な見せ方してますね。
もうヤンなりますよ、と言ったかどうかは定かじゃないですが、せめてサブタイトルにはヤンの名前も入れましょう。
キャストの中で際立って良かったのは、ドイツ人の動物学者で将校のヘック(ダニエル・ブリュール)です。
彼は最初いい人で、徐々に敵になっていくのですが、性根の腐ったクソ野朗ではなく、彼もまた戦争の被害者の側面もあるわけです。
それを証拠に、想いを寄せるアントニーナに対して、立場上もっと強引にいけたはずなのにそれをしなかった。
ダークサイドに堕ちそうなギリギリの心理を見事に表現していました。
物語の展開としては、かくまっているユダヤ人たちが見つかってしまうんじゃないかとハラハラしながら観るわけですが、
緊張と緩和を繰り返すのではなく、常に薄っすらとした緊張感の中にいる、
という感じの演出なので集中して観られました。
戦争映画で、これだけ戦闘シーンを描かずに、戦争の悲惨さを体感させてくれる作品も珍しいです。
ラストのエンドロール前に、文字によるその後の説明で、気になった事を全て説明してくれたのでスッキリして観終えることができました。
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