映画【あなたの旅立ち、綴ります】感想 大女優シャーリー・マクレーンが魅せつける完璧な演技
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は【あなたの旅立ち、綴ります】です。若干、邦題のダサさが気になりますがいってみましょう。
【あなたの旅立ち、綴ります】
2016年アメリカ 日本公開2018年2月24日
ヒューマンドラマ度 90
名演技度 90
オススメ度 88
総合 86点
老婦人のハリエット(シャーリー・マクレーン)は、何不自由なく暮らしていたが、孤独と死への恐怖から、自身の訃報記事を執筆することを思いつき、地元の若い新聞記者であるアン(アマンダ・セイフライド)へ依頼する。
周囲へ取材を行うアンだが、わがままで自己中心的なハリエットのことを良く言う人はおらず、出来上がったものは理想とは掛け離れていた。
そこでハリエットは、自分を変えることを決意し、最高のおくやみに欠かせない4つの条件を提示し、アンと9歳のやんちゃな少女ブレンダと共に課題をクリアして行くが……。
まだ3月ですが、今年のベスト10に入ること確実な作品に出会ってしまいました。
あなたの旅立ち、綴ります
邦題がイマイチなこと以外文句なしに楽しめました。
何が良かったって、これはもうひとえにシャーリー・マクレーンの演技が素晴らしすぎた の一言に尽きます。
まず、セリフがいちいちカッコいい❗
彼女が話すこと全てにセンスがあって、聞いてて気持ちが良いのです。
一見ひどい物言いだけど、的確に的を射ているわけで、彼女の才能と経験によるものだと判断できます。
そして、次に言うことを1番強調したいのです。
ずばり顔の演技が完璧である と。
喋ればセリフがかっこ良く、黙れば顔で伝えてくる そんな感じです。
何も言ってないのに、今どんな心境なのかガンガン伝わってきて、
「あー、これが演技の真髄なんだな。」
と感心しました。
アマンダ・セイフライドも良かった👍
おそらく、アマンダはシャーリーの演技の真髄を間近で見て感化され、普段の実力以上の力を発揮したのではないでしょうか。(普段のアマンダの実力を知らないで言ってます。( ̄▽ ̄))
ストーリーとして気に入った箇所は、ハリエットが長く疎遠だった娘と会うところ。
ここはもっとドラマティックな演出もできたはずです。それをせずにこれまでを肯定する様なハリエットの高笑い。というかバカ笑い。
娘は怒って帰っちゃうし、一緒にいる2人も引いてます笑。
「私の子育ては間違ってなかったんだーー。ギャハハ ギャハハ。」
ハリエットさん、そういうところですよ。
と、心の中でツッコミを入れました。
ハリエットを単なる可哀想な孤独な老婦人として描いていないのです。
この辺りのバランスが素晴らしいと思いました。
マイナス面はほとんどないけど強いて言えば、車が壊れるタイミングがありきたりでしたね。初めから一泊旅行にすればいいのに。
あと、何度も言っちゃうけど邦題。
原題が【The Last Word】なんだから、ザ だけ取って【ラスト・ワード】でいいのではないでしょうか。
サブタイトルで、あなたの旅立ち、綴りますって付ければいいんですよ。
最後にまた顔の話になっちゃうけど、3人でじゃれ合ってる時のハリエットの顔が凄く良いので貼っておきます。
【Amazon.co.jp限定】あなたの旅立ち、綴ります[Blu-ray](色鉛筆セット付き)