映画【アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル】ネタバレなし感想
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介するのは、1994年に実際に起きたフィギュアスケート界最大のスキャンダル、ナンシー・ケリガン襲撃事件をもとにした映画【アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル】です。
【アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル】
2018年5月4日公開
ワガママ度 90
同情度 90
オススメ度 78
総合 72点
1994年1月6月、リレハンメルオリンピックの代表選考会となる全米選手権の会場で、優勝候補のナンシー・ケリガンが何者かに襲撃される事件が発生した。
負傷欠場したナンシーに代わり、トーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)が優勝する。
しかし、その後逮捕されたのはトーニャの元夫であった。
ナンシー・ケリガン襲撃事件。
当時騒がれたこの事件を、私ははっきりと覚えています。
ただ、見聞きできるのはマスコミというフィルターを通してのトーニャだけ。
その裏側に何があったのか?
それを知りたくての鑑賞でした。
観終わって思ったのは、映画としても面白かったけど、事件の真相を知ることができて良かったって事です。
もちろん、当事者2人(トーニャと元夫のジェフ)のインタビューをもとに作られているらしいので、どこまで本当かわかりません。
しかも、2人の主張はところどころ食い違っています。
しかし、
2人の食い違いが実はこの映画を面白くしているのです。
普通ならこの食い違いを埋めるべく調整するところを、
食い違ったまま一本の映画にうまくまとめる
という離れ業をやってのけているのです。
観終わった人が各々判断してください、と言わんばかりの作りになってます。
さらに、演技の途中で突然ナレーションを始めるという斬新な演出をすることで、何が真実なのかを意図的にわかりづらくしていると感じました。
作り手の妙もさることながら、役者の演技の素晴らしさは語っておかなければなりません。
主演のマーゴット・ロビーは、4か月の猛特訓でスケートと北西部訛りの英語をマスターし、完璧なトーニャ・ハーディングをみせてくれ、アカデミー主演女優賞にノミネートされました。
トーニャの母、ラヴォナ・ハーディングを演じたアリソン・ジャネイは、今作品でアカデミー助演女優賞を受賞しました。
見事なまでの毒親ぶりで強烈なインパクトを残してくれましたね。
トーニャの幼少時代を演じたマッケナ・グレイスは、【ギフテッド】での天才少女役が印象的でした。
【ギフテッド】レビュー参照
エンドロールでトーニャ本人の過去の映像が出てきます。
「あー、懐かしい。そういえばこんな顔してたなぁ。」
と思ってると、母親や元夫 ボディガードの男など本人が出てきて、母親とボディガードの男なんかは、あまりに演者と似てるので思わず笑っちゃいました(^O^)。
あと、パンフレットは買った方がいいですね。トーニャの詳しい年表が書かれてて、映画では描かれていない事もあるのでオススメです。