映画【友罪】感想 魂の抜けた演技で瑛太の右に出る者なし
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督がミステリー作家 薬丸岳の同名小説を実写映画化した人間ドラマ【友罪】です。
【友罪】
2018年5月25日公開
心の闇度 90
瑛太演技やばい度 90
オススメ度 60
総合 67点
ジャーナリストの夢を諦めて町工場で働き始めた益田(生田斗真)は、同じ時期に入社した鈴木(瑛太)と出会う。無口で影のある鈴木は周囲との交流を避けていたが、同じ年の益田とは少しずつ打ち解けていく。
しかしある出来事をきっかけに、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人なのではないかと疑いを抱くようになり……。
生田斗真と瑛太。
2人のダブル主演というだけでかなり魅力的ですが、個人的にはもっとポップな明るい映画で2人を見たかったな と思います。
「友罪」
うーん🧐 タイトルから暗いですね。
この暗いタイトルから私は妻夫木聡主演の【愚行録】を思い出しました。
【愚行録】レビュー参照
愚行録はタイトル同様、内容も終始暗めで淡々と話しが進んでいきますが、ラストの衝撃も含め非常に魅力のある映画でした。
ただ、点数をつけると65点。ちょっと低めです。(これは観終わった直後に感じた点数で今はもう少し上がってます。)
いわゆる
あとからじわじわと良さがわかる系の作品です。
で、今回の「友罪」。
これもまさにあとからじわじわ系(後半省略)なわけです。
まず主演の2人が素晴らしい❗
瑛太の魂の抜けたような演技。
これをやらせたら右に出る者は居ないんじゃないでしょうか。
何を考えてるかわからない感じ。勝手にこっちが今どう思っているか想像しちゃいます。
生田斗真の正義感の強さが裏目に出て、ジャーナリストを辞め、町工場に流れ着いた感じも良かったです。
物語の中心である益田にうまく感情移入できる作りになっていたので、暗い題材を扱っていても退屈せずに最後まで集中して観ることができました。
あと主要6人の中で気になったのが佐藤浩市演じるタクシー運転手の山内。
どうやら息子が無免許運転で子供をひき殺してしまった過去があり、未だに遺族に謝りに行ったりしてる辛い境遇の様です。
その息子が更生して、新たに家族を作ろうとしていると聞いて、猛反対します。
「お前に家族を作る資格があるのか!」
この台詞に、加害者の家族もずっと苦しみ続けている切なさが滲んでいて、いたたまれなくなりました。
序盤で新聞記者の杉本(山本美月)をタクシーに乗せた以外、他の人と絡まないのが非常に惜しい。
主要キャスト達が複雑に絡み合っていたら、もっと面白いのにと思いました。
こういう映画って、ラストの終わり方が結構難しいと思うんですよね。
どんな風に終わるんだろう、と思いながら見てましたが、観客に考える余地を残しつつもいい終わり方をしたと思います。
気になった方は映画を観るか、小説も出てるので読んでみてください。