映画【バッド・ジーニアス 危険な天才たち】感想 観客を欺く見事な構成と演出
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、実際に起こったカンニング事件をモチーフに制作され、タイ国内で大ヒットを記録したクライムエンターテイメント【バッド・ジーニアス 危険な天才たち】です。
【バッド・ジーニアス 危険な天才たち】
2018年9月22日公開
ハラハラ度 85
演出 85
オススメ度 85
総合 83点
小中と優秀な成績で特待生として進学校に進んだリン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)。親友のグレースの手助けをしたのをきっかけにカンニングビジネスを始める。やがてその行為は何十人もの生徒を巻き込み、引き返せなくなる。
そして、アメリカ留学をかけ大学統一入試「STIC」攻略に乗り出すリンたちだったが……。
○観客を欺く見事な構成と演出
初めてのタイ映画。
えっ! タイ映画ってこんなに面白いの⁉️
すいません。なめてました( ̄▽ ̄)
最初のシーンでリンが特待生になる為に面接してますが、このやりとりでリンがただ勉強が出来るだけではなく、ものすごく機転がきく子だとわかります。
そしてこの辺りですでに気付きます。
この映画好きだな
と。
最初に親友のグレースに消しゴムで答えを教えるシーンで、すでにこの映画の本領が発揮されていました。
それは、
スローモーションの多様
です。
ただ靴の中に消しゴムを入れ、後ろに滑らすだけのなんて事ない行動なのに、めちゃくちゃスローを多用しもったいつけてきます。
普通はこんな演出されたら、ちょっと鬱陶しく感じるものです。
「消しゴム渡すだけだろ。さっさとやれよ」って。
なのにそう感じない。むしろハラハラしちゃってます。
完全に制作陣の術中にハマってしまいました。
それが中盤の学校内でのカンニングや、終盤の「STIC」攻略でも遺憾無く発揮されているから面白くないわけがありません。
基本的には写真の4人を中心に話しは動いていきますが、キャラ紹介のテンションが若干ウザくてそれも最高です。
みんな演技経験は浅いらしいですが、4人共素晴らしく、特に主人公のリンはセリフではなく顔力〉で訴えてくるタイプなので彼女から目が離せません。
不安そうな顔
困った顔
怒った顔
泣き顔
どれもオーラが半端ないです。
物語の後半は、オーストラリアでの「STIC」試験になりますが、ここで強烈な印象を残した奴がいましたね。
そう、試験官です!
こいつです^_^。
トイレが長いという情報を聞きつけてやって来ては、必要以上に強くドアを叩いて出てくるように言います。
もはや脅迫の域です。
終盤の追いかけっこ。
追ってくる姿はもはや殺し屋ですΣ(゚д゚lll)
彼は元CIAだったに違いありません!
世のカンニングを見つけ不正を正す正義の試験官、その名は…………その名は……………(あいつ名前なんだ?)
その名は……試験官❗️
まっ、とにかく観たら絶対面白いのでオススメです。
唯一のマイナス点は、主演の4人共すごく気に入って今後を気にしたいのに、
名前が長過ぎて覚えられない
事くらいです(笑)。