映画【人魚の眠る家】感想 東野圭吾のベストセラーを映画化
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、東野圭吾の同名ベストセラー小説を、篠原涼子と西島秀俊が夫婦役で共演したヒューマンミステリー【人魚の眠る家】です。
【人魚の眠る家】
2018年11月16日公開
泣ける度 90
考えさせられる度 85
オススメ度 75
総合 76点
娘の小学校受験が終わったら離婚することになっていた播磨薫子(篠原涼子)と夫 和昌(西島秀俊)。
ある日、娘の瑞穂がプールで溺れ、命は助かったものの脳死状態になり、回復の見込みがないと診断される。
事実を受け入れられない薫子は、電気信号で身体を動かす最新技術を使い、自宅で娘の回復を信じ看病するのだったが……。
○東野圭吾のベストセラーを映画化
原作者の東野圭吾さんが、
「私は原作者なので堪えましたが、皆さんは遠慮なく泣いてください。」
と言っていたので、少し気合いを入れてから鑑賞しました。
娘の瑞穂が脳死(正式には脳死判定は行なっていないが)になる話しの流れは観る前からわかっていたので、そこでは泣きませんでした。
「これは大丈夫そうだな。」
と、ちょっと油断してたら、意外な伏兵が現れました。
おばあちゃん役の松坂慶子さん。
孫の事故に責任を感じていて、必死にサポートして役に立とうと動く姿に、思わずうるっときちゃいました。
「私は瑞穂に、『おばあちゃんなんか大っきらい!』って言われたいの❗️」
このセリフはやばかったです。
中盤の進み方がちょっとだけ遅く感じたんですけど、それもラストに待っている怒涛の展開の為、と考えると腑に落ちまますね。
なるほど、メリハリか❗️
ストーリーも良かったけど、何より良かったのが配役です。
1番良いと思ったのが坂口健太郎さん。
彼はすでに主役をはれる実力と知名度がありながら、今回は3番目のポジションにいますが、役柄がぴったり合っていたし何よりイキイキしている様に見えました。
彼の役どころは存在感がないとストーリーが薄味になちゃいますし、目立ち過ぎても趣旨が変わってしまうので、意外と難しかったんじゃないかと思うのです。
川栄さんも良かったです。
彼女の持つ普通な感じが不穏な空気をうまく中和していて、ほんといい女優さんになったなぁと思います。(なぞの上から目線)
ラストの薫子の決断のきっかけとなったある現象。
これについては賛否が分かれるところでしょう。
否定派
「あそこであのセリフを言わせるのは無理がある。」
肯定派
「いやいや、セリフとしてあれがなかったら分かりづらい。」
個人的には、
あの現象自体は賛
セリフを言わせたことについては否
だと思ってます。
だから、セリフは無しで表情だけで伝える演出だったら100点だったんじゃないかなと。
その辺りも含めて、人間の死についてや、臓器移植等について、家族や友人と話し合ういいきっかけになる映画だと思います。
あと、エンドロールで流れる絢香の歌がまた最高レベルでした。