映画【ミスター・ガラス】ネタバレなし シャマラン監督が仕掛ける19年越しの結末
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、M・ナイト・シャマランが2000年に監督した「アンブレイカブル」の19年後を描いた作品【ミスター・ガラス】です。
【ミスター・ガラス】
2019年1月18日公開
衝撃度 90
オススメ度 85
総合 82点
不死身の肉体を持つデヴィッド(ブルース・ウィリス)は、凶悪犯を捕まえる為に毎日パトロールをしていた。
ある日、24人もの人格を持つ多重人格者のケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)を見つけ、その中の凶悪な人格ビーストと一戦を交える。しかし、ケヴィンもろとも警察に捕まってしまう。
そこにはかつて列車の事故で131人もの命を奪った知能犯のイライジャ(サミュエル・L・ジャクソン)も収監されていた。
そこで精神科医のもと、自身の能力が妄想である事を証明する研究に参加することになるが……。
○シャマラン監督が仕掛ける19年越しの結末
シャマラン監督は19年前に「アンブレイカブル」を作った時、一体どこまで想定してたのでしょうか?
もし仮に、この【ミスター・ガラス】の結末まで構想に入っていたのなら間違いなく彼は天才です❗️(ちょいちょい変な作品もありますが)
シャマラン監督については前作の「スプリット」と、前前作の「ヴィジット」で語ってますのでこちらもどうぞ💁♂️
【スプリット】
【ヴィジット】レビュー参照
さて、今回の「ミスター・ガラス」。
とても興味深い反面、一体どう繋げていくんだろ❓とか、あの3人を集めて一体何をしようとしているのだろう❓という疑問がずっとありました。
凶悪犯を捕まえて施設に閉じ込めておく、というのはわかりますよね。
だけど、3人を1つの部屋に集めるのはなぜなのでしょうか?最後にスッキリした答えが出ると良いのですが、まぁ、観ていきましょう。
序盤で目を惹くのは圧倒的にマカヴォイの存在感です。
演技の幅が凄いんじゃー!
前回の「スプリット」でも多重人格者を完璧に演じてましたが、今回はより多くの人格交代があり、ちょっとでも違和感があると全てが台無しになってしまいます。
しかしマカヴォイは、いとも簡単に人格を入れ替え、観ているこっちまで「簡単なのか?」と錯覚してしまうほどでした。
あと良かったのが「スプリット」でも活躍したアニヤ・テイラー・ジョイちゃんが今回もがっつり出てた事です。
予告編で姿は見たけど、出番は少ないのかなと思っていたので、あの独特な雰囲気と色気を堪能できて満足です^_^。
「ミスターガラス」 と今回のタイトルにもなっているイライジャ(サムエル・L・ジャクソン)ですが、序盤はほとんど動きがありません。
不気味です。
それが中盤から少しずつ行動を起こし、終盤では我々凡人が想像もつかないレベルの仕掛けを起こしてきます。
ラスト5分はずっと唸っていました。
「ほぉーー❗️、そうきたかぁー。」
正直に言うと、
「私が望んだ結末ではありませんでした。」
それなのにめちゃくちゃ満足したんです。
それって凄くないですか?
望んだ結末じゃないのに、唸らせ、そして満足させる。
観客の思想の遥か上をいく。
今回は完全にシャマラン監督にやられたって感じです。