映画【ウィーアーリトルゾンビーズ】感想 絶望ダッサ エモい❓古っ
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、両親を亡くした子供たちが火葬場で出会い、音楽を通して成長したりしなかったりを、ギミック満載の映像表現と独特のセリフ回しで描いた作品【ウィーアーリトルゾンビーズ】です。
【ウィーアーリトルゾンビーズ】
2019年6月14日公開
斬新度 85
オススメ度 80
総合 79点
ほぼ同じ時期に両親を亡くした4人の子供たち。火葬場で出会った彼らは、悲しいのかどうかも分からず、涙を流すこともなかった。全ての感情が失われた様に感じた彼らは自分の心を取り戻すため、それぞれが元住んでいた家を一緒に巡り始めた。
さぁ、冒険の始まりだ!
途中のゴミ捨て場で流れから「LITTLE ZOMBIES」というバンドを結成することに。そこで撮影した映像が反響を呼び、社会現象にまでなるが……。
エモい映画でした😆
古っ!と言われても直後の感想はもうエモいしか浮かびません。
元々、予告編で何度か観てるけど、ストーリーにそれほど惹かれるものはなく、観るつもりもありませんでした。
それが先に観た方の感想で「こんなに斬新な映像体験はなかなかないよ。絶対映画館で観た方が良い❗️」というツイートを見て一気に観たいリスト入りし、この度は晴れて鑑賞となった運びでございます。
開始10秒ほどで、これは今まで観てきた映画とテイストが違うぞ!と思い、独特な映像と奇妙な機械音、癖のあるセリフ回しで釘付けになりました。
映画はやはり、最初に心を掴んだもん勝ちなので、開始5分ほどで勝ちは確定です😀
何が1番良かったか❓
と考えた時、まず浮かんだのが子役たちのセリフのチョイスと言い方です。
エモい❓古っ❗️
(えっ!エモいってもう古いの⁉️やっと覚えた言葉なのに😨)
絶望ダッサ❗️
こういう短い言葉の言い切り方が絶妙で、会話に良いテンポを付けてくれています。
与えられたセリフではなく、その場の思いつきで喋ってるみたいで、良い意味のリアリティを感じるのです。
と思ってたら急に、カメラに向かって今までの生い立ちを話し始めたり……。
まるで観客に対し油断してんじゃねーぞと挑発している様です。
挑発という意味ではイクコ役の中島セナちゃん。
もう最初から最後まで挑発しっぱなしです笑。
だって存在そのものが大人たちへの挑発みたいになってるから。
餌を撒いておいて、それにノコノコと近づいてきた大人に対し、
「気持ち悪い妄想してんじゃねーぞ❗️」
と強烈なパンチをぶつけまくる、まさにそんな存在でした。
私はなぜか、観てる間に3回くらい
「あっ、すいません😣」
って謝っちゃいました。
ほとんど文句はないんだけど、強いて言えばもう少しボーカルの歌唱力があれば、もっとエモーショナルだったんじゃないでしょうか。
非常に耳に残る音楽なのであえて言わせてもらいました。
映画を観終わった後は、気付くと「ウィーアー、ウィーアー、リトルゾンビーズ」と歌っちゃってまして、これは完全に私もリトルゾンビーズの一員になったんだなと納得したのでした。