映画【今日も嫌がらせ弁当】感想 なぜ3年間も続けたのか
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、シングルマザーの母親と高校に入り反抗期真っ盛りの娘が、ユニークなキャラ弁を嫌がらせとして卒業までの3年間毎日作り続け、ブログから書籍化もされた同名エッセイを映画化した作品【今日も嫌がらせ弁当】です。
【今日も嫌がらせ弁当】
2019年6月28日公開
笑える度 65
泣ける度 75
オススメ度 55
総合 68点
自然豊かな八丈島で暮らすシングルマザーの持丸かおり(篠原涼子)は、反抗期真っ盛りの娘双葉(芳根京子)に手を焼いていた。「あなたがが嫌な態度をとるなら、私もあなたが嫌がる事をします。」と、キャラ弁を作り始めたかおり。かくして反抗期娘との3年間におよぶ戦いの幕は切って落とされたのだった。
はい、そうです。だいたい想像通りです。(誰も何も言ってない。)
多分こういう展開だろうなと思った通りに進んでいきます。良くも悪くもです。
でも良いんですよ。そもそもめちゃくちゃ意外な展開なんて望んでいません。
ではなぜ観たのか?
見終わった後に優しい気持ちになりたかったからです。
心の浄化ってやつですね。
この手の映画で見終わった後に、優しい気持ちや温かい気持ちになれなかったら、作品の存在意義がないですよね。
その点では合格です💮💯
鑑賞後は心がほぐれた良い状態になりました。
まず、のっけから良かったです。
目覚ましが鳴り続けてもなかなか起きない娘。
訳の分からないダンスで起こそうとする母。
ウザいを連呼する反抗的な娘。
ふと、キャラ弁による嫌がらせを思いつく母。
物語の核となる話までの早さで、ガシッと観客の心を掴む事に成功しています。
あと、予告編で篠原涼子が倒れるシーンがありましたが、それが単なるお涙ちょうだいになってないのも良かったです。
親子2人の戦いのなかで襖が壊れた時、母かおりは心が折れてしまうのではないかと心配しました。
でも母は最強でした。なんと、
襖を燃やしてしまうのです。
ガツンとやられましたね。
サクサク話が進むのはいいけど、ちょっと心配事が。
それは、
こんなに話が進んだのにまだ15分くらいしか経ってないけど、あと90分どうするのかってことです。(余計なお世話ですが。)
そう思ってると佐藤隆太が登場。なるほど、彼の雰囲気はこの作品にぴったりですね。
でもまだ尺が足らないぞ。
そうだ 娘の恋愛を絡めよう。
とりあえずあの太鼓君に活躍してもらおう。(勝手に命名)
やたらと双葉に話しかけてくる太鼓君。
無意味に近づいて来る太鼓君。
そして無駄にポロシャツを脱ぐ太鼓君。
いいぞ、十分役割を果たしたぞ。もう、帰っていいぞ。
最初は嫌がらせの為に作っていた弁当も、
最後は娘が卒業するまではなんとしても続けたい
っていう気持ち、なんとなくわかります。
でも1番すごいのは、中学生から社会人まで違和感なく演じられる芳根京子ですけどね(╹◡╹)。