映画【桐島、部活やめるってよ】感想 今をときめく若手がいっぱい
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウの同名小説を、今をときめく若手俳優陣で映画化した作品【桐島、部活やめるってよ】です。
【桐島、部活やめるってよ】
2012年8月11日公開
日常度 90
オススメ度 80
総合 83点
映画マニアで高校の映画部部長の前田(神木隆之介)は、クラスでは目立たない存在だった。ある日、バレー部のキャプテンでエースの桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、クラスの人間関係に微妙な変化が起き、徐々に校内のヒエラルキーが崩壊していく。
桐島はマジで面白い❗️
わたしの周りでよく聞こえてた声です。
早く観たいと思いながら、何故か後回しにしていた作品。やっとこ初めての鑑賞です。
いや〜、マジで面白かった😄
なぜもっと早く観なかったのかと思いました。
良かった点を3つほど挙げます。
○今をときめく出演陣
2012年の公開時に誰が想像したでしょうか。入れ替わりの激しい芸能界で、7年経った今でも生き残り、そのうち何人も主役級にまで成長している事を。
主演の神木君はこの当時から有名だったけど、今でもヒットメーカーとして第一線で活躍しています。
桐島の親友菊池役の東出昌大。
この時はまだ単なる長身イケメンでしかなかった彼の今の活躍ぶりは言うまでもないですね。
その他にも、山本美月、大賀、鈴木伸之などいますが、最も大化けしたのが松岡茉優ではないでしょうか。
この時の役はちょっと性格の悪い意地悪な女子生徒。
まさかこの後に若手演技派ナンバーワン女優(ごんぴく調べ)にまでなるとは。
彼女主演の「勝手にふるえてろ」は超絶オススメです。
【勝手にふるえてろ】レビュー参照
○独特な時系列
物語はある日の金曜日から始まります。
「金曜日」というテロップと共に、学校内の何気ない日常をあらゆる側面から切り取って映し出していきます。
しばらく進むとまた金曜日というテロップが。
どうやら同じ日を色々な人の視点から描いているみたいですね。
特に何の説明もないまま進むので、3回目の金曜日くらいにやっと「なるほど、そういう事か」ってなりました。
よし、これで映画の仕組みはわかったぞ。
キーマンである桐島が部活を辞めたことが広まっていく金曜日にスポットライトを当てたんですね。
4、5回金曜日を繰り返し、時間にして40分ほど要したあと、日付が変わりました。
「土曜日」
さーて、日付が変わってどんな展開になるのかな。ワクワク😋
(男子バレー部の練習風景)
……
……
「日曜日」
えっ❗️土曜日早っ❗️
金曜日に40分も使ったのに土曜日1分。
土曜日なんにも起きてねーじゃん❗️by寺田心
でも不思議なことに、この先どうなっていくのか早く知りたいって気にさせられてるから、この時点で監督の術中に嵌ってるんですよね。
○会話がリアル
高校生たちの何気ない日常の会話が本当にリアルで、まるでその場のノリで適当に喋ってる様でした。
おかげで自分が高校生だった頃を思い出しながら、深く物語に入っていく事ができました。
まぁ、ボソッと喋るので何言ってんだか聞き取りにくいところもあったけど、それはご愛嬌。
重要なのはリアルであること。
それが出来た時点で、学園もの映画としては半分成功したと言ってもいいでしょう。
これといった特別なことが起きるわけでもなく、ただ桐島が部活を辞めるという事柄だけで、ここまで登場人物の思惑が交差し、サブキャラ含めて登場人物が魅力的なのはすごい事です。
これ本当にすごい事なんですよ。大事なことなので最後にもう一度言いますよ。
土曜日なんにも起きてねーじゃん❗️by寺田心(そっちかよ)
桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]