映画【感染家族】感想 キム・ナムギル主演 イケメンゾンビと愉快な仲間たち
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、韓国の田舎町に住む一家がゾンビを使って金儲けを企んだことから、パンデミックが巻き起こるさまを描いたパニック映画【感染家族】です。
【感染家族】
2019年8月16日公開
ゾンビ度 70
オススメ度 75
総合 77点
田舎の寂れたガソリンスタンドで詐欺まがいの自動車修理を行いなんとか生計を立てているパク一家。ある日彼らの前にゾンビが現れ、噛まれた父親のマンドクが若返ったのを見て、ゾンビを利用して金儲けに乗り出す。しかし、噛まれた人たちは時間をおいて次々と狂暴化していき……。
○キム・ナムギルの好演が光る
韓国のゾンビ映画と言えば2016年の「新感染 ファイナル・エキスプレス」が大ヒットしたのが記憶に新しいですね。
【新感染 ファイナル・エキスプレス】レビュー参照
新感染はシリアル路線でしたが、こちらの感染家族はコメディー路線。
明確な違いがあります。
その違いに一役買っているのが主演のキム・ナムギルです。
イケメンなのにパク一家の中で落ちこぼれの烙印を押され、仕事も上手くいっていません。
ゾンビを使ってひと儲けを企んだ時も、1人だけ抜け駆けしようとして家族に見つかり失敗します。
彼のダメ男っぷりは最期まで楽しめました。
他の家族もみんな癖が強めです。
最初にゾンビに噛まれて感染したのに、若返った途端に旅行に出かける父親マンドク。
通行車両をわざとパンクさせ、修理代をぼったくる長男ジュンゴル(チョン・ジェヨン)。
出産に備えて現金を貯めまくる長男の嫁ナムジュ(オム・ジウォン)。
イケメンゾンビに恋をしてしまう末娘へゴル(イ・スギュン)。
そしてキーマンとなるイケメンゾンビのチョンビ(チョン・ガラム)。
中でも嫁のナムジュのイカれっぷりはなかなか見ごたえがありました。なので最後までこのイカれっぷりが続いた方が私としては良かったのですが(後半は失速する)。
先ほど新感染について少しふれましたが、本作の中でゾンビの特性について、新感染の映像を見せながら説明しているのが笑えました。
その他にも終盤の緊迫する場面で、ゾンビのふりをして本物のゾンビたちの中を歩いて脱出を図ったり、ここでもキム・ナムギルのコミカルさが光ってます。
あと新しいのがイケメンゾンビとの恋模様ですね。
最初は髪がぼさぼさでとてもイケメンには見えません。
それが美容室で髪を切ったらあら不思議。見事なイケメンに。(ゾンビを美容室にって発想がすでに面白い。)
ついでになんでこんなに顔色悪いの?とメイクもされて、はい完璧イケメンの出来上がり。
そりゃあへゴルも恋しちゃいますね。
○終わり方がいい
この映画、何がいいって終わり方が凄く良いんですよ。
良いというか好きの方が近いかも。
ゾンビ映画によくありがちな展開からもうひと山あって、観ていてほっこり&すっきりします。
ネタバレは避けたいので詳しくは書きませんが、ほかにも多くの人がラストが良かったと言ってたので、そこに注目してみるといいです。
個人的には、ラスト20分はずっと面白かったですね。