映画【火花】感想 なぜ菅田将暉が売れてるのかがわかった
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹による第153回芥川賞受賞作で、板尾創路第1回監督作品の【火花】です。
【火花】
2017年11月23日公開
菅田将暉すげ〜度 95
板尾監督に期待度 80
オススメ度 80
総合 81点
売れない芸人の徳永(菅田将暉)は熱海の営業で先輩芸人の神谷(桐谷健太)の奇才ぶりに衝撃を受け弟子入りする。
親交を深めていった2人だが、少しずつ考え方にズレが生じていき……。
今、なぜ菅田将暉が売れてるのか?
それがこの作品を観てわかりました。
とにかく演技力がハンパなく、若手であの領域まで達してる人を他に知りません。
尊敬する師匠に泣きながらダメ出しをする。
その事がどれほど辛い事か。
それでも言わずにはいられなかった。
その辛さやもどかしさを、完璧な演技で表現していました。
やっと時代が菅田将暉に追いついた!
こう表現している人がいましたが納得です。
桐谷健太も良かった。
最初の
「かたき、とったるからな。」
の一言で、すでに菅田君演じる徳永の心を掴んでしまった感。
その後の
「地獄、地獄、地獄。」
からの
「優しい地獄(^。^)」
で、徳永だけでなく観客の心も掴んでしまうとは!
映画【彼らが本気で編むときは】で見せた、いわゆる普通の優しい男役も意外によかったけど、今回の神谷役はまさにはまり役でした。
【彼らが本気で編むときは】レビュー参照
徳永とスパークスでコンビを組む山下役の2丁拳銃の川谷修士。
漫才のシーンで上手いのは当たり前だけど、それ以外でもいい味出してました。
面白いのが、彼が漫才デビューした93年に菅田君が生まれたって事。
その2人が、同級生としてコンビを組んでるなんて、さすがにツッコミますよ(笑)。
あと木村文乃が異常に可愛かったです。
変顔する場面で、あれだけきちんと変顔してるのに可愛いとは!
できる❗こいつできる❗
ほかの人たちも、みんな演技が自然で、なんだかドキュメンタリー映画を観ている様な気がしました。
きっとこれって監督の演出がいいんでしょうね。
とても初監督作とは思えません。
今後に期待しています。
演技よかった。
演出よかった。
内容も悪くなかった。
ほぼ文句はないんですが、強いてマイナス点言えば、
10年という時の流れを感じられなかった
という所でしょうか。
10年間、売れたいと思いながら売れずに頑張り続ける辛さが、あまり感じられませんでした。
まぁ、芸人の世界で10年売れないなんて、当たり前なのかもしれませんね。
それを大袈裟に表現する必要はなかったかも知れません。
ラストの徳永と神谷のやりとりから、エンディングまでの流れも、なんというかとてもスマートでスッキリしてて良かったと思います。
神谷はあのFカップは直ぐに取り除いたのかなぁ。
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