映画【ギルバート・グレイプ】感想 ジョニー・デップとディカプリオが共演
こんにちはごんピクシーです(^_^)。
1993年公開の【ギルバート・グレイプ】という映画をご存知でしょうか?
若き日のジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが兄弟として共演しているヒューマン系の映画です。
午前10時の映画祭で2週間限定で上映されていたので観てきました。
【ギルバート・グレイプ】
1993年アメリカ 日本公開1994年8月
笑える度 70
泣ける度 80
オススメ度 95
総合 87点
夫の死をきっかけに過食症で身動きがとれないほど太った母と、知的障害の弟を持つ青年ギルバート。家族の世話に追われる毎日を送っていた彼が、トレーラーで旅をする少女との出会いをきっかけに、自分の人生を見つめ直す姿を描く。
私にとってギルバート・グレイプは、高校生の時に映画館で観て以来の鑑賞でした。
これまでたった一度しか観ていないのに、強く印象に残り、常にマイベスト20に入り続ける作品です。
それが今回、『午前10時の映画祭』で上映されるとのことで、24年ぶりの鑑賞となったわけです。
では、24年ぶりに観てどうだったか。
やっぱり最高でした。
田舎の青年が抱える葛藤を、誇張し過ぎない静かな演技で魅せたジョニー・デップ。
今作でアカデミー助演男優賞にノミネートされたディカプリオ。
キュートな魅力で観るものを魅力するジュリエット・ルイス。
監督はラッセ・ハルストレム。最近では『僕のワンダフル・ライフ』があります。
【僕のワンダフル・ライフ】レビュー参照
この作品を、また映画館で観られるなんて思ってもみませんでした。
自分はヒューマン系の映画が好物みたいです。今回、改めてそう思いました。
さて、20年以上観てないとかなり内容を忘れている事に気づきます。ギルバートに姉と妹がいたなんて全く覚えていませんでした(笑)。
強く覚えていたのはやはり笑えるシーン。
立ち入り禁止の鉄塔に登り留置所に入れられたアーニー(ディカプリオ)を助ける為、7年ぶりに家の外に出た母。
250キロの母が車の助手席に座ったため、車は大きく右に傾いてます。
そうそうこの場面(笑)
1人で笑ってました。
監督はシリアスなシーンに、さらりと笑いを添えてきます
それから、アーニーがケーキをダメにしてしまったので、仕方なくライバル店のスーパーでケーキを買って帰るギルバート。
ちょうどそのタイミングでギルバートが務める食料雑貨店の店長と鉢合わせ。
ここも「あっ」という表情だけの演出で笑いを取ってます
このように、笑えるシーンは覚えていたのに、肝心のラストの展開をすっかり忘れている私。
だから、母が二階に上がってからは「えっ」となったし、ラストのギルバートの決断にはぐっとくるものがありました。
「そっかぁーギルバート。わかるぞーー、お前の気持ち。うん、わかるぞーー!」
ほぼ、初見の人のように観ることができる!
これが、映画の内容をすぐに忘れる私の特技かもしれません。
約25年前の作品ですが、全く古さを感じないオススメの映画です
最後に映画の中の名セリフを2つほど言って終わります。
大きいなんて言葉 空には小さすぎるわ。
あんなに家が小さく見える。中の人間は大きいのに。