映画【ブランカとギター弾き】感想 日本人監督が描くストリートチルドレン
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、気鋭の日本人監督による、世界中を魅了した愛と勇気の物語【ブランカとギター弾き】です。
【ブランカとギター弾き】
2015年イタリア製作 日本公開2017年7月
リアル度 90
オススメ度 65
総合 58点
窃盗や物乞いをしながら路上で暮らしている孤児の少女ブランカ(サイデル・ガブテロ)は、お母さんをお金で買うというアイデアを思いつく。
大きな街まで行きたいブランカは、盲目のギター弾きピーター(ピーター・ミラリ)に頼み込み、彼と2人で母親探しの旅に出る。
総合で58点。あまり高い点数ではないですね。
映画としてのテーマはとても興味深いものだし、つまらなくはなかったです。
ただ、演者さん達の演技がなんとも……。
そもそも、出てくる人のほとんどは元々役者ではなく、現地の人をその場で見つけて使えそうな人を使ってる感じなので、演技力を求めても仕方ないのですが……。
主役のブランカは初めての演技らしいですが、とても良かったと思います。
ほかのストリートチルドレンを束ねる強さと、母親を求める弱さが同時に表されていました。
1番の問題はギター弾きのピーターです。
ギター弾き🎸
そう!ギター弾きってタイトルになってるんですよ。
主役の1人です。
ただでさえ少ない登場人物の中で主役の1人。
しかも結構セリフもある。
なんとかならなかったですかね〜。
雰囲気はありますよ。雰囲気は。
ギターの腕も申し分ないです。
演技がね〜。
日本人で例えるなら蛭子能収さんです。
蛭子さんがすごく雰囲気があると思ってください。
でも、喋ったら蛭子さんですからね。
ほかのストリートチルドレンの子も素人感があったけど、言い換えればリアル感ともとれるので、むしろ良かったと思います。
特に、セバスチャン役の子がまんまストリートチルドレンで、ちょっと見てて胸が苦しくなりました。
手前の子がセバスチャンで奥がラウル。
ラウルもいきがってるけどまだまだ子供って感じがよく表現されていました。
この映画の1番の特徴は、監督が日本人って事だと思います。
でも、言われなければ全く気付きません。
良くも悪くも日本人監督らしさはあまりないので、知った時はびっくりしました。
おそらく、日本人監督じゃなかったら日本公開はされていなかったと思うので、それだけでも意義はあったのではないでしょうか。
この映画を通じて、ストリートチルドレンの現状を知ることができるからです。
長谷井宏記監督、次回作が楽しみです。