映画【さよなら、僕のマンハッタン】感想 ほろ苦い青春の1ページ
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、【(500)日のサマー】や、最近では【gifted/ギフテッド】で家族の素晴らしさを描いたマーク・ウェブ監督の最新作【さよなら、僕のマンハッタン】です。
【さよなら、僕のマンハッタン】
2018年4月14日公開
悩める青年度 80
親父渋い度 85
オススメ度 75
総合 73点
大学卒業を機に親元を離れ、一人暮らしを始めたトーマス(カラム・ターナー)は、風変わりな隣人ジェラルド(ジェフ・ブリッジス)から人生のアドバイスを受けることに。
ある日、父(ピアース・ブロスナン)が愛人のジョハンナ(ケイト・ベッキンセール)と密会してるのを目撃してしまう。なんとか父から引き離そうと躍起になるうちに、謎めいた彼女の魅力に溺れていく。
この事が彼と家族の抱える問題を浮き彫りにすることになり……。
実は映画を観る前にあるレビューで
「この映画は是非2回観てください。2回目は違った見方ができます。」
と言っていました。
と言うことは、終盤で何か大きな仕掛けがあり、大どんでん返しがあるのかな?なんて思いながらの鑑賞になりました。
結果を言ってしまうと、この作品はそういった類の映画ではありません。
ストーリーの奇抜さや展開を楽しむのではなく、役者の繊細な演技を堪能する映画なのです。
まず観ていて思ったのが
親父たちが渋い❗
トーマスの親父イーサン役のピアース・ブロスナン。
おせっかいな隣人役のジェフ・ブリッジス。
この2人のダンディズムを大画面で堪能できれば、もうあとはどうでもいいじゃないですか。(よくはないけど。)
さらにトーマスとイーサンの2人を、親子共々たぶらかすミステリアスな女性ジョハンナ(ケイト・ベッキンセール)。
彼女がめちゃくちゃ綺麗❗
そりゃ〜、父親と別れさせようとしてたトーマスも恋に落ちちゃいますよね。
しかし、実は1番素晴らしい演技を見せてくれたのは、他でもない主人公トーマスのカラム・ターナーなのです。
恵まれた環境にいながらも、自分が何者なのか分からず、親元を離れてみたけど、全く物事が好転しているようには感じない。
そんな若者の感情を、抑えめの演技でうまく表現していました。(謎の演出家目線発動。)
先ほど、親父たちのダンディズムを堪能できればそれでよしと書きましたが、1番はトーマスの精神的な成長を、彼の表情や仕草を通して体感する映画と言えるでしょう。
そういえば、カラム・ターナーは【ファンタスティック・ビースト】のエディ・レッドメインに雰囲気が似てると思って見てましたが、次回作の【ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生】でエディの兄弟役をやるとか。
これは期待大です(o^^o)。
【ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅】レビュー参照
最初に、2回観た方がいいと言うレビューの話をしましたが、私もそう思います。
大どんでん返しはありませんが、ちょっとした秘密があります。
いや、大きな秘密と言った方がいいかも知れません。
それがわかったうえで観ると、また違った見方ができるのでオススメです。