【泣き虫しょったんの奇跡】感想 瀬川五段の自伝的小説を実写化
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、史上初めて奨励会退会からプロ編入試験に合格した瀬川五段の実話を描いた【泣き虫しょったんの奇跡】です。
【泣き虫しょったんの奇跡】
2018年9月7日公開
奨励会の厳しさ度 99
笑える度 70
オススメ度 60
総合 65点
大人しくてなんの取り柄もなかった「しょったん」こと瀬川晶司は、将棋で初めて周囲から認められる。隣に住む同級生の鈴木と毎日の様に対局し、週末は街の将棋道場で腕を磨いていた。
やがてプロ棋士の登竜門である奨励会に入会。しかし、26歳の誕生日までに四段に昇格出来ず退会し大きな挫折を味わう。その後、アマ名人になる事で思いがけずプロになるチャンスを得るが……。
最初に予告編を観た時に、あまりの豪華キャストにびっくりしましたが、本編を観て思いました。
無駄遣いである
と。
よく、映画の世界でイケメンの無駄遣い❗️なんて言葉を聞きますが、この作品ははっきりと
豪華キャストの無駄遣いである❗️
と断言できます。
特に見知らぬ男性役の藤原竜也。
必要でしたか?
なんで出たんだろう?
上白石萌音さんも後半何かに絡むのかと思ったけどカフェだけでした。
妻夫木聡を使うなら、それこそ後半に物語の鍵となる様な登場をさせればいいのにもったいない❗️と思う一方で、実は主役級を雑に扱う映画は嫌いじゃなかったりします。(どっちやねん!)
例えば96年のアメリカ映画【エグゼクティブ・デシジョン】。
当時人気絶頂のカート・ラッセルとスティーブン・セガールが共演で話題を呼びましたが、中盤であっさりセガールがフェードアウト。
こっちとしては、まさかセガールがこのままのわけないから、終盤での再登場を期待してたのにそのまま終了。
主役級の使い方としてとても斬新だと思ったのを覚えています。
話しが逸れましたが、監督は主役級を雑に扱う事で何かを狙った可能性はあります。
映画自体どうだったかと言うと、前半は小ネタも効いてて良かったです。
ただ、主人公の瀬川晶司(松田龍平)が、一度はプロになれなかったのにどうやって再びプロを目指すのか?どの様にプロになったかを描いた映画だと思ってたので、26歳までの話しがとても長く感じました。
「えっ、まだ22歳なの❗️」
「えっ、23歳もそんなに尺とるの❓」
と思っちゃいましたから。
おそらく豊田利晃監督は、
「奨励会、マジでやばいっしょ?ハンパないっしょ?」
って言いたいだけなのではないでしょうか。
監督自身もかつて奨励会に在籍していたらしいので、メインテーマが奨励会の厳しさを伝える事になっているのです。
もしそうならそれは大成功と言えるでしょう。
将来子供が「奨励会に入会したい」なんて言い出したら全力で反対すると思います。
あと最後にひとつだけ言わせてください。
新井さん、あなたはどう見ても26歳以下には見えませんよ(笑)