映画【寝ても覚めても】感想 君は朝子を許せるか
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、芥川賞作家・柴崎友香の同名小説を東出昌大、唐田えりか主演で映画化した【寝ても覚めても】です。
【寝ても覚めても】
2018年9月1日公開
共感度 70
演出 85
オススメ度 65
総合 69点
大阪に暮らす泉谷朝子(唐田えりか)は、鳥居麦(東出昌大)と出会い一瞬で恋に落ちるが、しばらく付き合ったのちに麦は忽然と姿を消してしまう。
2年後、東京に引っ越した朝子の前に麦と瓜二つの亮平が現れ、朝子は戸惑いながらも亮平に惹かれていく。
5年間付き合い結婚を考え始めた頃、2人の前に麦が現れる。
揺れる朝子。果たして彼女が出した結論は……。
○君は朝子を許せるか?
公開から2ヶ月近く経ってからの観賞になったけど、劇場で観て良かったと思います。
おそらく、家で観たら集中力維持出来ない案件の作品です。(そんな案件あるのか。)
なぜ集中力を維持出来ないか❓
それは作品の軸が分かりづらかったからです。
一応、あらすじは知っていました。
突然姿を消した恋人と同じ顔の他人。
初めは距離をとろうとするが次第に惹かれあっていく。
ストーリーは分かるんですけど、本来物語の軸になるはずの朝子が、まるで何を考えてるのかわからず、なんかふわふわしたまま話しが進んでつかみどころがないんですよね。
朝子を演じる唐田えりかさんは、個人的には好きな女優さんなんですけど、無理矢理関西弁を喋ってるからでしょうか、
上手いんだか下手なんだかわからない❗️
っていう感じなんです。
その感じが今回の朝子というキャラと完全にマッチしているので、もし意図的にこの感じを作り出していたとしたら彼女は天才❓ってことに。
朝子の友達として山下リオさんと伊藤沙莉さんがいたけど、2人とも演技が自然で、だからこそ
朝子の妙なオーラが際立つ
訳で、これが計算された演出だったら濱口監督、あんたヤバイっすよ(いい意味で。)
でもやっぱり1番ヤバかったのは東出君ですね。
一人二役なんだけど、最初は麦(バク)の髪が長くてボサボサだったので、髪が短い亮平との違いは見た目ではっきりとわかるんです。
でも途中でバクが髪を切ったので、ますます2人の容姿はそっくりに。(そりゃそうだ。2人とも東出君なんだから。)
そして突然訪れるバクと亮平の鉢合わせシーン。
私は目を見開いて画面に釘付けになりました。
なぜなら、おんなじ顔なのにきちんと別人に見えるから!
これは東出君の演技が上手いってのもあるけど、おそらく監督の演出がいいからだと思います。(さっき東出君がヤバイって言っておきながら最終的に監督を褒める🤓)
他にも、土手を走る亮平と朝子を遠くからずっと撮り続けたり、ちょいちょい変わった演出があるのでそれも楽しめます。
バクと亮平との間で揺れる朝子。
果たして朝子は最終的にどちらを選ぶのか❓
是非、ご自分の目でお確かめください。
最後に一言
バク お前なんなの❗️