映画【THE GUILTY ギルティ】感想 あなたの想像力を最大限に発揮せよ!
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
こんな映画観たことない❗️って思える映画に出会えたらラッキーですよね🤞
今日紹介する映画はまさにそんな映画。
電話の声だけを頼りに、誘拐事件を解決しようと奮闘する通信指令オペレーターの男の活躍と苦悩を描いた作品【THE GUILTY ギルティ】です。
【THE GUILTY ギルティ】
2019年2月22日公開
斬新度 95
オススメ度 80
総合 77点
捜査中にある事件を起こし裁判中の警察官アスガー(ヤコブ・セーダーグレン)裁判の結果が出るまで通信指令オペレーターをさせられていた。
ある日、女性から誘拐されているとの電話が入り、アスガーは電話から聞こえてくる声と音を頼りに、なんとか女性を救おうと1人奮闘するのだが……。
ほとんど初めてのデンマーク映画🇩🇰。
聞き慣れない言葉の響きに若干の違和感を感じるも、すぐに慣れて気にならなくなりました。
そんなことよりこの映画、私が今まで観てきた作品と比べて大きな違いがあります。
それは
映像からは何もわからない作りになっている
ってことです。
終始、主人公のアスガーの顔が映ってるだけで、移動も隣の部屋に行くだけ。
全てはアスガーの表情と声、電話口の女性イーベン(イェシカ・ディナウエ)の声、そして周囲の音だけです。
与えられた情報はこれだけで、観客は主人公アスガーと一緒に今の状況を想像しなければなりません。
約90分間、声だけのやり取りで話が進み、観客はそれぞれの頭の中に人物を登場させ映像を作っていく。
こんな映画今までなかったですね。
なにせ人が全然出てこないから(笑)。
写真をご覧ください。
これで全部です。しかもほとんどの人は居るだけです。
主要人物のほとんどが声のみなのです。
誘拐されたイーベン。
イーベンの夫ミケル。
イーベンの子供マチルド。
アスガーの相棒ラシッド。
違う基地局の通信指令オペレーター。
現場の警察官。
と、だいたいこんな感じです。
映像がないから各自が頭の中で顔を想像します。
私の中ではもう、イーベンはこんな顔、ミケルはこんな顔、という風に完全に仕上がっていました。
ほとんどアスガーの顔が映ってるので、自分もアスガーになった気になり、
「もっとこんな質問をすれば良いのに!」
とか、
「現場にいる警察官にこう指示をすればいいのに!」
など、イライラと張り詰めた気持ちが続き、観終わる頃にはぐったりしますよ。
そして迎える衝撃のラスト。
是非結末はあなたの目で確かめてください。