映画【ザ・フォーリナー 復讐者】ネタバレなし感想 笑わないジャッキー
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、ジャッキー・チェンがおなじみの笑顔を封印し、殺された娘の復讐の為に犯人を追い詰めていくサスペンスアクション【ザ・フォーリナー 復讐者】です。
【ザ・フォーリナー 復讐者】
2019年5月3日公開
アクション度 70
ジャッキー度 50
オススメ度 80
総合 72点
中国系の移民としてロンドンでレストランのオーナーをしていたクァン(ジャッキー・チェン)はある日、無差別テロにより娘を殺されてしまう。
いつまでたっても捕まらない犯人に対し、クァンは1人で娘の復讐を開始し、やがて北アイルランドの副首相リーアム・ヘネシー(ピアース・ブロスナン)の存在にたどり着くが……。
笑わないジャッキー。
こんなに短くてインパクトのあるキャッチコピーは他にありません。
でもぴったりです。
序盤に娘との会話で1回ニコッとする以外最後まで笑いません。
テロは開始5分で起きるので、この後はずっとシリアスジャッキーになります。
このあとの展開ですが、ちょっと今までの復讐物映画とニュアンスが違ってきます。
普通はテロの犯人に対し、なんらかのアクションを起こしますよね。
でも、クァンには犯人がわかりません。
だから、犯人を知ってそうな北アイルランドの副首相リーアム(ピアース・ブロスナン)に付きまといます。
この付きまとい方が尋常じゃなくて、だけどどこかクールでありシュールでもあるという、なんとも贅沢な時間となってるんですよ^_^。
リーアムからしたら、犯人でもないし、犯人なんか知らないって言ってるのになんなんだよこの野郎!って感じで、部下を使ってちょっと痛めつけて追い返そうとしますが……。
ナーメテーター‼️
いわゆる、舐めてた相手がとんでもない化け物だったパターンのやつです。
代表的なものとして、デンゼル・ワシントンの【イコライザー】シリーズがそれに当たります。
【イコライザー】
【イコライザー2】レビュー参照
イコライザーのデンゼルと比べると、現役を引退してだいぶ経ってるのか、結構苦戦しながらの戦いになります。
でもそこがまたジャッキーらしくて、ボロボロになりながらも返り討ちにしていくところが見どころの1つとなっています。
敵を欺く為のトリッキーな動きや仕掛けが満載で、老体に鞭を打つジャッキーが最高です。
それからもう1つの見どころ要素として、
〔ピアース・ブロスナンの立ち位置〕
があると思ってます。
主人公を善とした場合、明らかに悪のポジションにいるリーアム副首相。
元々はかなりの過激派で、テロも辞さない集団の中で活躍していたけど、このやり方では限界があると気づき、対話路線へと舵を切り副首相まで上り詰めたやり手であります。
でも、昔の仲間達からは「あいつは弱腰でダメだ!」と罵られたりしているという、悪役としてはだいぶマイルドな存在なわけです。
「もしかしたらジャッキーは攻撃する相手を間違えているんじゃないか❓」
とか、
「本当は良いやつなんじゃないか❓」
と思わせてくれます。
はたして真相はどうなのか❓
ジャッキーは無事に娘の復讐を成し遂げることができるのか❓
是非ご自身の目で確認してみてください。