【嫌われる勇気】ドラマを見て気になったので本も読んでみた
こんにちは😃ごんピクシーです^_^
1月から3月クールでドラマ【嫌われる勇気】を見て気になったので、思い切って本も読んでみる事にしました。
【嫌われる勇気】
まずドラマについて。
はっきり言って、惰性で見てました。
椎名桔平は実は何か犯罪に関わっているのか?その一点を確かめたくて、惰性で見てました。
なぜ、惰性で見る事になったか?
それは香里奈演じる主人公の庵堂蘭子が人間的に嫌いだからだと思います。
『その推理、明確に否定します。』
別に明確に否定しなくても良いのでは?と思ってしまいます。
『私はこう考えます。』とか言えばいいんですよ。
あと1番気に入らないのは、上司が持っていた資料を無言で掻っ攫っていく態度です。
いくらなんでもそりゃないだろ!
せっかく、良い題材を扱ってるのに、非常にもったいないなと思いました。
こんなに文句言ってたのに、なぜか本を買って読んでしまいました。
では、本はどうだったか。
これもすいません。前半はほぼ文句になります。
この本は、アルフレッド・アドラーの思想を、青年と哲人の対話形式としてまとめた形になっています。
哲人が真理を説く。
疑問点を青年が聞く事により、読み手の理解が深まる という流れになると思うんですが、この青年のリアクションがおかしいんですよ。
いちいち大袈裟だったり、『いいでしょう!』と急に上から目線で物を言ったり。
構成として、1日の対話を1夜。全5夜となっていて、最初文句を言っていた青年が、1夜の終わりでは概ね納得して帰ります。
なのに、次来た時は『やっぱり納得出来ません。』と言って、いきなり激昂してるんです。
情緒が不安定過ぎます。笑
1番おかしい所は261ページで、すでに5夜まできてて、もう、結構青年と哲人は長く対話をしてきてるので、打ち解けてるはずなのにいきなり
『冗談じゃない。そんな人生、いますぐ打ち捨ててやる!』
って言ってるんです。
ちょっと異常ですよね。
他にもちょいちょい出てくる青年の異常なリアクションのせいで、内容があまり入ってこなくて損をする作りになっていると感じました。
青年の事は一切無視して考えると、かなり良い事を言っています。
1番納得出来た事は横の関係を築いていく事。
人は、無意識の内に人との関係を縦に築いてしまう。上下ではなく横に築く様にする。
子供の事は褒めてもいけないし、叱ってもいけない。褒めるも叱るも縦の関係性からなるものだから、横の関係を意識し、子供に対しては勇気づけを行うのが良い。
自己への執着を他者への関心に切り替え、共同体感覚を持てる様にする事。
その為には、
自己受容、他者信頼、他者貢献
を理解する。
この辺りの重要な事を、最後にまとめて言ってくれてるのが有り難かったです。
今、この瞬間にしっかりとスポットライトを当て、
《いま、ここ》を生きる
なんだかんだ言って結構気に入ってしまいました。
嫌われる勇気の第2弾
【幸せになる勇気】
も買って読もうと思います。