映画【パトリオット・デイ】感想 事実を忠実に再現 犯人側の心理を丁寧に描いていてリアル感あり
こんにちは😃ごんピクシーです^_^
今回、映画館で観たのは【パトリオット・デイ】です。最近の予告編で気になっていました。
主演マーク・ウォールバーグ
そして我らがケビン・ベーコン先輩
【パトリオット・デイ】
リアル度 95
オススメ度 80
総合 79点
2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件の事件発生からわずか102時間で犯人逮捕に至った顛末を描く。
このテロの事は日本でも大きく取り上げられたので知っていましたが、犯人逮捕の陰にどれだけの人が関わっていたのか、日本では詳しくやってなかったので、この映画を見て知る事が出来ました。
まず、最初の爆発が起きるまで、それに巻き込まれる人達の日常を淡々と描いています。
そしてマラソン当日のゴール付近。
3時間が過ぎて続々とゴールしていく人達が出始めた頃、突然爆発が起きます。
なんの前触れもなく《ドカーン》ときます。
映画を見ている人は、この後に爆発が起こる事を知っているのにちょっと油断させる作りになっていて、もう少し経ってからかなと思わせてからきます。
このあたりの演出がとても上手いと思いました。(上手いというか自然)
この後しばらく、映画は悲惨な現場のリアルを映し出します。
必要な映像だし、避けては通れないです。
しかし辛い。心が軋む音がします。
ここでFBI登場。
ケビンベーコンが現場の状況からテロだと断定します。
現場保存の為に8歳の男の子の遺体をそのままにするシーン。その時に遺体の警備についている警察官の表情がいい。そこにいるだけで何も出来ないもどかしさをきちんと伝えている。こういう細かい所がリアル感を作り出していると思います。
すぐに大きな倉庫内にボストンの街並みを再現し、ここで地元の警察官であるマークウォールバーグの出番。見事に犯人の動きを追います。
ただ、予告で見た感じで、この倉庫内の捜査が中心になっていくのかと思ってだけど、結局は地道に足を使った捜査と、犯人達の判断ミスが逮捕に繋がるんです。
犯人達は何をミスしたか?
それは中国系の青年の車をジャックした事でした。
彼の演技も最高でした。ピストルを向けられて、めちゃくちゃビビってるけど、なんとか冷静でいようとする感じ。
見ていて彼の気持ちになり、どのタイミングで逃げようとするか?この10分間はずっと心臓がバクバクしてました。
この後の町中での銃撃戦。
これも、派手じゃないけどリアルで手に汗握りました。
至近距離で撃ち合って、お互い当たらないのも、実際は簡単には当たらないんだなと納得する演出でした。
ラストは爆弾で怪我をした人達も、再びボストンマラソンに参加する姿を映します。
とても良い終わり方でした。
では、この映画の最大のメッセージを伝えてから終わろうと思います。