映画【クワイエット・プレイス】感想 音を立てたら、即死。
こんにちは😃ごんピクシーです(^_^)。
今日紹介する映画は、音に反応して人間を襲う「何か」によって、人類滅亡の危機に瀕した世界で、生き残った1組の家族を描いた作品【クワイエット・プレイス】です。
【クワイエット・プレイス】
2018年9月28日公開
びっくり度 95
静寂度 95
オススメ度90
総合 85点
音に反応し人間を襲う“何か”によって荒廃した世界で生き残った1組の家族。手話で会話し、裸足で歩き、可能な限り音を立てない生活を送っていたが、母エヴリン(エミリー・ブラント)は妊娠していた。果たしてこの状況下で無事に出産ができるのだろうか。家族の愛が試される。
○音を立てたら、即死
あー、疲れた❗️
観終わって最初の言葉です(^_^)
疲れたなんて言葉を、これほどプラスの意味で使った事はありません。
本当に良い疲れです。
無駄に体に力を入れてたので、首あたりが筋肉痛になりそうです(笑)。
序盤から自分好みの演出が続きます。
観客に対し、何の説明もないまま荒廃した街を歩く1組の家族が映し出されます。
もちろん観客の多くは、「音を立てると何かに襲われる」くらいの情報は得てから観に来てると思うので、説明がないというのはプラスの演出です。
音がしないように裸足で歩き、音をさせないように静かに動き、必要な物資を調達していく。
そんな中でいきなりあの場面です。
予告編で何度も見た、男の子がオモチャの飛行機の音が出るスイッチを押してしまうシーン。
なるほど!序盤でこういう使われ方なのか!
完全に物語の世界観に引きづり込まれました。
ストーリーも良くて、アイデアも良く、演出も良かったらそりゃおもしろいに決まってますよね🤣。
本来、音でびっくりさせられる系の映画は苦手なんですが、この映画は特別です。
今回、私がひときわ注目したのが長女リーガンを演じたミリセント・シモンズちゃん。
ある事件がきっかけで両親から愛されていないと思い込み、それでもなんとか家族の役に立ちたいという想いが空回りするという、とても難しい役どころです。
聴覚障害者の役ですが、ミリセントちゃん本人も実際に聴覚に障害があるらしく、そのためか彼女の表情による説得力が半端ないわけです。
母親役のエミリーさんと似てないって声も聞こえますが、女の子は父親似が多いから、父親役のジョン・クラシンスキーさんに似てるんだとすれば問題ないですよね。
そして、彼女が聴覚障害者ということがストーリー上大きな意味合いを持ってきます。
中盤以降、怒涛の展開で息つく暇もなくなります。
ラストですが、私は最近観た中で1番好きな終わり方でした。
もはや体験型アトラクションなので、出来れば満員の劇場で、他の観客と一緒に息を潜め、一緒にビクつき、一緒に戦ってください。最高に楽しめます😃